リハビリ内容
筋肉と関節の仕組みに沿った効率の良いトレーニングをしています
腕や足の小さな筋肉に頼ると肩関節や股関節に負担がかかります。ひとつの動きを多くの筋肉で分散しておこなえるような体の使い方を身につけていただきます。
目的
- 動的ストレッチと静的ストレッチにより関節の可動域を柔軟にして広げる
- 緩んだ関節周囲の筋肉(インナーマッスル)を自重運動(自分の力や体重を使った運動)でより強化し安定させる
- 器具トレーニングで筋力と持久力のパワーをアップさせる
- 口腔機能を向上させる
- アウターマッスル(表層筋)
- 関節をまたいで付着し、関節を動かす役割をする筋肉。
- インナーマッスル(深層筋)
- 関節周りに多く付着し、関節を引きつけ安定させる筋肉。
内容
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準備体操
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マットエクササイズ
バンド・ボール・タオルなど
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チェアエクササイズ
バンド・ボール・ペットボトル
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バーエクササイズ
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リハビリマシーン
バンド・ボール・タオルなど
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口腔機能向上プログラム
呼吸練習・誤嚥防止・免疫機能向上
ご興味のある方にちょっと詳しいお話
- 関節をまたぐ筋肉をほぐして伸びやすくすると、その関節の動作はスムーズになります。
- ストレッチをおこなうと筋肉を包んでいる筋膜の持つ弾性(元に戻ろうとする性質)が変化し、伸ばそうとする際の抵抗が弱まります。筋肉が伸びやすくなり体の柔軟性が高まります。
[注意]
ゆっくりと反動をつけずに痛気持ちよいと思える範囲でおこないます。急激なスピードでストレッチを行うと筋肉の長さを感知する筋紡錘(きんぼうすい)が反応し、それ以上筋肉が伸びないように指令が出されます。 - 低負荷の筋トレにより筋繊維が少し損傷することで、成長ホルモンが分泌され、回復することにより筋肉は少しずつ肥大化します。
ストレッチには静的ストレッチと動的ストレッチがあります。
- 静的ストレッチ
- 息を吐きながらゆっくりと静かに筋肉を伸ばしていくストレッチ。筋肉と関節の柔軟性を増し、筋肉の疲労状態を解消する。また、息を吐きながら筋肉を伸ばすことで、神経回路が副交感神経優位に替わり、筋肉をリラックスさせることができる。急激に伸ばすと身体が危険だと判断し、筋肉がそれ以上伸びないようにブレーキをかけてしまう。反動をつけておこなわない。強い運動の後に適する。
- 動的ストレッチ
- 関節を大きく動かし、その周りの筋肉を伸ばすストレッチ。身体を温めながら運動すること によって、関節動作がなめらかになる。関節は主動筋が収縮することによって曲がるが、このとき、その裏側につく拮抗筋(きっこうきん)はストレッチされている。関節の動作を複数回反復する。呼吸を意識し、正しいフォームでおこなう。強い運動の前に適する。